BGM

診察室にCDプレイヤーがあります。
診療の邪魔にならない程度に音楽を流しています。
専らJAZZを流すことが多いです。
ROCKも好きなんですがどうしても診療中は…(16ビートでは診察や説明が乱暴になりそうで)
JAZZもモダンからコンテンポラリーまで節操無く聴きます。
好きなのはピアノ、サックスでサラサラと流れこびりつかない抑制の中に光るものがある音です。
ヴォーカルものは診療中は基本流さないのですがお気に入りの例外があります。
チェット・ベイカーのシングスです。
1950年代のウェストコーストきってのトランペッターながらそのヴォーカルアルバムも高い評価を受けています。
豊かな声量があるわけでもなく中性的でけだるく退廃的で不良性をもった歌声、哀感のあるそれはデリケートな楽器の様でもあります。
そんなヴォーカルは気分よく診療に集中させてくれます。
診察室に入られましたら私の話の合間にBGMに少し耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
大事な話のときはダメですよ(笑)

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