Magical Mystery Tour

去る4月21日、ついにその日が来た。昨年多くのファンを落胆させた彼がやって来たのである。
ポール・マッカートニー、いや、ビートルズがやって来た。京セラドームでその姿をしっかりと瞳に焼き付けてきた。
子供の頃何気なくテレビで見た映画「ヘルプ」、忽ち彼らの虜になった。中学生になり仲間と廃屋に忍び込みホウキのギター、バケツのドラムで「抱きしめたい」を歌った。その後本物のギターを手にした僕らは必死でコードを覚えまさに「ツイスト&シャウト」した。僕が彼らを知った時、彼らは既に解散していた。もちろんその後のソロやバンドの曲も聴いていたがやっぱりビートルズだった。そんな頃…ジョン・レノンが凶弾に倒れた。ビートルズが本当に終わった瞬間だった。
あの日から35年、それまでも何度かポールは来日していたがずっと僕は半ば頑なに拒んできた。ビートルズじゃない、と。
しかし昨年はもしかしたらという気持ちになりチケットを取った。が結果はご存知の通り。やっぱりな、悲しくなった。ところが今年になって再来日のニュースが飛び込んで来た。これは「彼ら」に会えるラストチャンスでありビッグチャンスではないか!2月にチケットを手にしてからの2ヶ月、待ち遠しかった。ついにやって来た。
19時過ぎ「マジカル・ミステリー・ツアー」で幕を開けた、そこにはずっと会いたかった彼ら「ビートルズ」がいた。

さあみんな不思議な旅に集まれ 集まれ集まれ 魅力あふれるこの旅に

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