本日リオデジャネイロ五輪に出場するマラソン選手が発表されました。途中、女子の選考方法で少しバタバタ感があったようですが結果スッキリした形で落ち着いたと思います。
昨夏の世界選手権で7位の伊藤舞選手が早々に内定し残り2枠をいくつかの選考会を兼ねたレースで競うこととなりました。表題は1月の大阪国際女子マラソンで日本陸連設定記録の2時間22分30秒を上回る2時間22分17秒でゴールした福士加代子選手の喜びの言葉でした。しかし選考レースがあと一つ残っており好記録を出した福士選手の五輪出場は保証されたものではありませんでした。そこで福士選手はこの3月13日に行われた選考レースである名古屋ウィメンズマラソンにエントリーし問題提起をしました。結果出場は見送られましたが今後の選考方法に一石を投じたのは間違いないでしょう。さて最後の選考レース名古屋ウィメンズマラソンは激しい日本人トップ争いを制した田中智美選手が代表に決定、過去に世界選手権での選考で落選していただけに内定を聞くまではドキドキしていたそうです。そして名古屋を見送った福士選手も決定、結果設定記録を上回ったのは福士選手だけでした。
その名古屋ウィメンズマラソンの田中選手のゴールから遅れることおよそ2時間、一人のランナーがゴールしました。それは僕の同級生です。現在50歳で2児の母の高校教師。陸上競技経験、マラソン経験ともにありの女性ですが長いブランクとなかなか練習時間がとれないなかでの出場ながら目標タイムを10分近く上回りゴールしました。当日はスマホで5キロ毎のスプリットタイムをチェックしながら心の中で声援を送っていました。数字でしかわかりませんが果敢に攻めた彼女の走りは素晴らしかったです。
その日の夜満面の笑顔の写真がSNSに投稿されていました。