新しい年を迎えて早くもひと月が過ぎようとしている。月日が経つのが本当に早く感じるこの頃。
昨年末に高校の「プチ」同窓会があった。「プチ」なので出席者は30人足らず。卒後30年、時々会うヤツもいれば30年ぶりのヤツもいた。
高校生の頃では考えられないくらい腹が突き出たヤツ、あんなに黒々してたのに頭髪が寂しくなったヤツ。(女子についてはコメントを控えます・笑)
しかし、みんなそれぞれの生業を持ちしっかりした大人であった。私も大人になったと思われていたのか少し不安だが。
年をとり味が出てくるのはいいことと最近思うようになってきた。持ち物も長く使え味わいの出る物が増えてきたように思える。
季節は真冬、毎日寒い。足元はブーツを履くことが多い。ブーツと言ってもドレスではなくワークである。なかでもアメリカのシューメーカー、レッドウイングのブーツがお気に入りだ。ワーカーたちに供する作業靴として作られアメリカの働く男たちに広がっていったアメリカという国を足元から支えたギアである。耐久性が高くメンテナンス次第で十年以上履き続けることができる。履き潰すまで使い続けて真価を発揮する、そんな物であるから経年変化も楽しめる。堅かった革が柔らかくなり色も深みを増しキズも味になる。ブラシをかけオイルを入れる時は愛情を注いでいる。(オタク的かも…。)
だが最高のメンテナンスは履くことであると誰かが言ってた。その通りだと思う。使うこと、使ってこそ維持ができる。
人もそうではないかと思う。使おう、使わなきゃ。今日も読書をしランニングをし脳と身体を使い〆はウイスキーで肝臓を使い一日を終えるのであった。