師匠

3月19日、落語家で人間国宝の桂米朝さんがお亡くなりになりました。
戦後の上方落語界をリードされた言わずと知れた大師匠でありそのお弟子さんの数は玄孫弟子まで入れると60人を超えるとのこと。落語などの演芸界、技術を継承する職人の世界、スポーツ界などなど様々なところで師弟関係をみることができます。現在は少し薄れてきていると思われますが我々臨床獣医師の世界でもいわゆる徒弟制度みたいな雰囲気があり丁度私が就職した頃は「弟子入り」という感覚でした。まさに職人の仕事の見習いでした。
私の「師匠」も多くの「弟子」をとっていましたが「師匠の師匠」がこれまた大阪の獣医師では知らない人はいないほどの大師匠で、例えると丁度米朝さんのような方でした。今はお亡くなりになられ息子さんが継がれています。これは米朝さん米団治さんの関係と同じですね。そうすると私の師匠は枝雀さん、私は南光さんということになりますか。分かりやすい例えかどうかは分かりませんが(笑)米朝さんは一門以外の落語家さんをも支えた偉大な師匠であり国の宝だったんですね。またゆっくりとその噺を聞いてみようと思います。

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